この業務で起きていること
申請を受け取るたびに、必要項目がそろっているかを確認し、不足をメールで聞き直す作業が発生します。確認の観点が担当者の経験に依存すると、差し戻しが増えます。
備品購入や社内作業依頼など、受付項目と判断基準が定まった一種類の申請から始める想定です。承認経路や例外の扱いが不明な業務は、先に責任者と整理します。
最初にそろえる資料
資料の持ち主、更新日、閲覧できる担当者を確かめてから、参照範囲を決めます。
| 資料 | 確認する内容 |
|---|---|
| 申請フォーム | 目的、数量、希望日、添付資料を確認する |
| 社内の受付ルール | 必須項目と必要書類を確認する |
| 承認経路 | 依頼の種類に応じた確認先を特定する |
| 過去の差し戻し理由 | よくある記載漏れを確認項目へ反映する |
AIと担当者が進める業務の流れ
実際の業務に合わせて、次のような役割分担を設計します。
| 段階 | AI・システムの役割 | 担当者の役割 |
|---|---|---|
| 受け付ける | 申請内容を共通の項目に整理する | 対象にする申請の種類を決める |
| 不足を確認する | 必須項目と添付資料の有無を照合する | 読み取れない資料や例外を確認する |
| 連絡案を作る | 不足項目と、その理由を説明する文面を用意する | 差し戻しの妥当性を判断する |
| 担当者につなぐ | 確認結果と参照したルールを記録する | 承認や支出を決定する |
成果物のイメージ
以下は架空の資料を想定して作成した記載例です。実際の顧客情報や、稼働中のシステムの出力ではありません。
| 項目 | 記載例 | 根拠・状態 |
|---|---|---|
| 申請内容 | 業務用モニターの購入 | サンプルの申請 |
| 記載済み | 利用目的、数量 | サンプルの申請 |
| 不足している項目 | 希望納期、見積書 | サンプル受付ルール |
| 確認依頼の案 | 希望納期の追記と見積書の添付をお願いします。 | 必須項目の不足から作成 |
人の確認と運用上の条件
金額や期限など形式が決まった確認には、通常の入力チェックも組み合わせます。AIが申請を承認したり、支払いを実行したりする前提にはせず、判断に必要な情報を担当者へ渡します。
小さく試し、効果を確認する
申請の種類を一つに絞り、記載がそろったもの、不足のあるもの、例外のものを集めて試す計画です。従来の受付での確認結果と比較し、見落としと過剰な指摘を確認します。
処理時間だけでなく、申請者と確認担当者の両方の手間を見ます。例外を正しく担当者へ渡せることを、利用範囲を広げる条件に含めます。
| 確認する指標 | 記録する内容 |
|---|---|
| 受付から確認完了までの時間 | 待ち時間と実作業時間を区別して記録 |
| 差し戻し | 不足の見落とし、不要な差し戻し、再提出の回数 |
| 記録の追いやすさ | 判断した担当者と参照ルールを確認できるか |
Atlas Supportと検討すること
申請フォームの項目、受付の手順、よくある差し戻し理由をお知らせください。最初に対象とする申請と、人が判断する範囲を整理します。
支援範囲に応じて、業務の整理、参照資料と権限の確認、試作、評価項目の設計を行います。検証結果をもとに、運用へ進める範囲と残る課題を整理します。
