この業務でAIに任せる範囲
対象は、利用目的を確認した面談メモや文字起こしを、引き継ぎ用の項目に整理する作業です。発言の根拠を添え、追加で確認する質問まで残します。
経験、希望条件、担当者の所見を区別します。採否や適性をスコアで決める工程は含めず、候補者へ紹介する内容と企業へ共有する範囲は担当者が確認します。
最初にそろえる資料
利用目的と閲覧範囲を確認した記録を用意し、誰が何を話したかを追える状態にします。
| 資料 | 必要な情報 | 確認すること |
|---|---|---|
| 面談メモ・文字起こし | 発言者、発言内容、時刻や行番号 | 録音・記録の利用目的と許諾 |
| 本人が提出した情報 | 経歴や希望の確認に必要な項目 | 共有範囲と最新の内容 |
| 引き継ぎの項目 | 経験、希望、未確認、次の質問 | 所見と事実の区分 |
| 運用ルール | 閲覧権限、保存先、保存期間 | 候補者・企業へ共有する手順 |
AIと担当者が進める流れ
要約の各項目から原文へ戻れるようにし、担当者が訂正してから共有します。
| 段階 | AIが準備すること | 担当者の作業 |
|---|---|---|
| 1. 整理 | 発言者と話題を分ける | 文字起こしの誤りを確認 |
| 2. 要約 | 経験・希望を原文の参照付きで整理 | 意味が変わっていないか確認 |
| 3. 確認事項 | 不明な条件と次に聞く質問を示す | 本人へ確認する項目を選ぶ |
| 4. 共有 | 承認済みの要約を引き継ぎ形式へ整える | 閲覧範囲と共有内容を確定 |
記載例:本人の発言と未確認事項を分ける
架空の面談Eの例です。短い発言を、未確認の経験年数や能力評価へ変換しないようにします。
| 区分 | 要約・確認事項 | 原文の参照・状態 |
|---|---|---|
| 本人の発言 | 『前職で法人営業を担当した』。担当領域の詳細は確認待ち。 | 面談E・02:10。経験年数は未確認 |
| 希望条件 | 在宅勤務を希望。必要な日数と出社条件は未確認。 | 面談E・08:20 |
| 担当者の所見 | 次の面談で担当顧客と提案範囲を確認したい。 | 担当者メモ。本人の発言と区別 |
| 次の質問 | 担当した期間、顧客の種類、希望する働き方を確認する。 | 未確認事項から作成。適性判定はしない |
担当者が確認すること
本人の発言の意味、否定表現、時期、発言者を原文と照合します。話していない経験や能力を追加せず、担当者の印象を本人の事実として記録しません。
必要な情報に絞って扱い、閲覧範囲と保存期間を定めます。企業へ共有する前に、本人への確認と共有条件を担当者が確かめます。
小さく試して、確認と修正も含めて測る
担当者が確認した面談記録を少数使い、原文との整合性と引き継ぎのしやすさを評価します。
| 見る項目 | 記録方法 |
|---|---|
| 発言の正確さ | 意味・発言者・時期が変わった箇所 |
| 根拠へ戻れるか | 時刻や行番号から原文を確認できた項目 |
| 未確認の明示 | 不足を推測で埋めた件数 |
| 引き継ぎの時間 | 要約・原文確認・訂正・共有の合計 |
録音がなくても使えますか?
面談メモから始められます。発言を短く抜き出した記録なら、元のメモの参照箇所を付けます。録音がある場合は文字起こしの誤りも確認します。
ATSや候補者管理へ保存できますか?
利用するシステムの項目、権限、保存条件を確認して設計します。試行では承認前の下書きと共有済みの記録を区別し、誤った上書きを防ぐ手順を確認します。
参考にした公開資料
PeopleXの人材紹介向け製品ページは、面談の録画と質問への回答を要約・全文で確認する機能を紹介しています。記録を後から確かめられる点を参考に、ここでは人による確認を前提にした引き継ぎ用要約を設計しています。資料確認日:2026年10月12日。
面談記録の整理と引き継ぎを相談する
現在の記録方法、引き継ぎ先、使用中の候補者管理システムをお知らせください。要約の項目、確認画面、権限、保存と共有の流れを整理します。
人材紹介の面談記録をAIで要約